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グラビア印刷

グラビア印刷は大量の印刷物を得意とする印刷方法です。

週刊誌や月刊誌などのカラーページがある雑誌は身近なもののひとつです。

グラビア印刷の版は円筒形の鉄で出来ています。

この鉄製円筒形の表面は0.08から0.1ミリの厚みで銅メッキされており、

この銅メッキの層を彫って版にしているのです。

版が真円形をしているので、高速で印刷することができます。

だから大量の印刷物に向いている印刷方式なのです。

ただし、この鉄製の版が非常に高いのです。

オフセットの版と比べると、約10倍くらいの価格になります。

金額にすると、1本(1色につき1本必要)あたり、4万円から6万円です。

カラー印刷の場合は4色ですから、20万円以上になってしまいます。

ですから小ロットの紙袋注文には向いていません。

ただし継続で同じ袋を製造される場合は計算が変わってきます。

オフセット印刷の版は使い捨てですから、1回ごとに版を作ります。

しかしグラビア印刷の版は何回も使えるのです。

大ロットで継続的に消費される場合は、版が高くても印刷代が安くなるので、

コストパフォーマンスに優れているのです。

グラビア印刷の印刷用紙は巻取紙のみです。

オフセット印刷にも巻取紙の機械がありますが、

この2つの印刷方式には印刷の内容によって決定的な違いがあります。

オフセット印刷はグラデーション(徐々に濃くなっていくデザイン)がきれいに出ます。

グラビア印刷はグラデーションが出来ません。

グラビア印刷は濃いべた印刷が美しいです。インキの層が厚くなるためです。

オフセット印刷はベタ印刷でグラビア印刷に勝てません。

それとグラビア印刷にしかできないことがあります。

それはフィルムに印刷することです。

フィルムはグラビア印刷しかできないのです。

パンや菓子の包装資材フィルムはすべてグラビア印刷です。

紙袋でも表面加工で、PPフィルムを使います。

オフセット印刷の場合は、紙に印刷した上にPPフィルムを貼ります。

グラビア印刷の場合は、紙に印刷することもできますし、

逆にフィルムの方に印刷して、そのあと紙と貼り合わせることが可能です。

フィルムに印刷すると、インキが滲まないのでべたがきれいに見えます。

しかしフィルムに印刷して紙と貼り合わせるには大きなロットが必要になります。

こういった印刷方式の特徴と製造ロットを考慮して決めていくのです。

 

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